ヨシケン:おはようございます〜今日は、どんな話題でいきましょうか?
ミマキ:今日は、最近「お子さんとうまく接することができずに困っている」というお父さんからご相談をいただくんです。
ヨシケン:なんだか、耳が痛いですね・・(吉川は3人の子持ちのパパ)
ミマキ:(笑)「子どもに嫌われちゃいました」とか「カッとなって手をあげちゃいました」とか「怒っちゃいました」とかの相談を最近いただきます。
ヨシケン:なるほどー。私が当事者なので、若干、気になりますね。では、その方たちに、どう接すればいいのか?というテーマになりますかね。
ミマキ:そうですね。
思春期は「親からの脱皮中」
ヨシケン:私が結構具体的な事例をあげられちゃいますけどー。。
ミマキ:・・その前に、私から一個お聞きしたいのが、ちなみに、ご相談としていただくのが、だいたい思春期のお子さんに対しての悩みなんですよね。中学生とか高校生位のお子さんです。小学生とかはあんまり聞かなくて。これは、小学生くらいまではうまくいっていたということなんでしょうか?
ヨシケン:そうかもしれないですね。うまくいっていたというよりは、問題が表面化しなかった。
ミマキ:あ〜そこまでご自身が悩むことは起きていなかったということですか?
ヨシケン:そうですね。何で気づくかと言えば、生活態度だったりとか、自己主張が極端になってくるというか、偏ってくるんですよね。すごい。それがきっかけかな〜と自分の中では思います。
ミマキ:へぇ〜
ヨシケン:具体的に言うと「私のスタイル」みたいなのが確立されてきて、ある種親から見ると、自分勝手に家の中で振る舞うような時期ですね。やりたい放題やっているように見えて「ダメだろ!」って言いたくなるんです。
ミマキ:なるほど。
ヨシケン:うちの子の事例で言うなら、2番目の女の子が小学校5年生なんですよ。4年生までは夏休みの宿題は、ちゃんとやっていたんですよ。5年生になったら全くやらなくなって。
ミマキ:ふーん。
ヨシケン:前だったら「これくらい言ったらやるよな」とか「さすがにこれくらいの時期になったらやるよな」という予想を完全に無視して、夏休み最終日まで全くやらないという強硬策に出て、私はあんまり宿題にうるさくないんですけど、さすがにマズイだろ。と。
ミマキ:ふんふん。
ヨシケン:どちらかというと、生活態度がそれだとマズイよね、ということで大喧嘩をした感じですね。上の中学校1年生のお兄ちゃんとぶつかるときも、同じようなスタイルで。まぁ女の子のほうが早い気がしますけどね。上のお兄ちゃんの方は、強烈なのはきていなくて。たまにウチの奥さんに「うるせぇ」とか言ってキレていますけど。
ミマキ:いわゆる、第二次成長期というやつですね。
ヨシケン:そうですね。身体が確立されてきて、次に、自分の精神的なスタイルが確立されてくる時期なんですかね。
ミマキ:その時期は、親から脱皮しようと思うんですね?
ヨシケン:そうなんですよ〜脱皮させたくない気持ちになるんですー。
ミマキ:そうですよね(笑)自分の知っている範囲というか、分かっている範囲というか、「ここまではOK!」という範囲にいて欲しいですよね。お子さんが。
ヨシケン:本当に本当に。まさにそこでイラつきますね。
「ここまでは良くてここまではダメ」に触れてくるのが子供の仕事
ミマキ:それは構造的に話をすると、「ダメだろ」って、大人がいう方に子どもはやっちゃうますよね。でも一番小さい頃ってそうだと思うんですよね。赤ちゃんのときに大人がダメって言っているものを食べようとしてみたりとか。
ヨシケン:やっていますね。
ミマキ:3歳くらいになってくると、危険認識というか、「これは良くてこれはダメ」というのが大体できてきて、ある程度従順な時期というか。
ヨシケン:その時期はありますね。
ミマキ:やはり、女の子だったら小学校5,6年生くらい、男の子だったら中学生や高校生から自我が出てきて、主張しだすんですね。
ヨシケン:いやぁ、本当に。でも、この話ができて、ちょっと安心してきたなぁ。
ミマキ:順調に成長してきている証拠ですもんね!お子さんが。
ヨシケン:いやぁ、本当に親の「ここまでは良くて、ここからはダメ」というのに、よーく触れるんですよ。
ミマキ:子どもはそれが仕事ですからね。
ヨシケン:いやぁ、本当に。もうねー、自分も割と触れない方だったのに関わらず、だいぶ触れるようになってきたので、、これはそういうことだったんですね。脱皮しようとしているのか。
ミマキ:そうだと思います。ただ、今はそれがトレンドかは分からないですけど、「反抗期はあったほうがいい」とか児童の方では言ったりしますから、ずっと従ってきている子やおとなしい子のほうが、病気になりやすいとか、非行に走りやすいとか、いわゆる問題行動があったときには、オオゴトになっている、といったようなことは割と言われたりします。
ヨシケン:あー。
年齢を重ねて反抗期をされるとオオゴトになりやすい
ミマキ:簡単な言葉で言うと、人ってわがままな時期・従順な時期というのを繰り返していて。大人も当然あるんですけど、ただ年を取ると、スパンが長かったり、やりやすい方だけ長くやっているとか、変わりますよね。
ヨシケン:今の話で関連するので言ってみるんですけど、私の近い親族が反抗期を迎えていて、親が反抗期の娘を持った僕と同じ感覚になっています(笑)
ミマキ:(笑)
ヨシケン:たださすがに、何回も親は経験してきているところがあるので「見守ろう」と言っているんです。そこに対しては「そうだね。一緒に見守ろう」という風に出来るんですけど、自分の子どもに対してはできてなかったということに気付きました。。
ミマキ:まぁ一等親が一番むずかしいですよね。経験則的に、「これ以上は見守ろう」という風に経験則的に皆さん、最終的に行き着くと思いますけど、見守るっていうのは、本人が成功だろうが失敗だろうが、経験したことが大事だったりとか、それを鼻を折るようなことをしてしまうと、結局そうした経験が本人のストレスとして鬱積して、大きくなって爆発するということもあります。
ヨシケン:なるほどー。
ミマキ:小さい頃に、ちゃんと本人が飽きるまで主張するのは、とっても大事なことですよね。
ヨシケン:うあー
コントロールが効かなくなったら話し合いに切り替えよう
ミマキ:まぁ本人は夢中なので、わからないですけど、見守っている親のほうが大変だなと思います。親は経験しているので、「それは危ないんじゃないか?」「それはダメなんじゃないか?」と自分の経験で喋っちゃいます。
ヨシケン:いや、まさに自分の2番目の子なんかは、スマホとかそういうデジタル系にハマっているように見えるんですよ。「それにずっとハマり続けて堕落するんじゃないか?」という考えがすごい自分に出てきて、もう止めたくなっちゃうんですよねー。現在止めているんですけどね(笑)
ミマキ:まぁ、そうしたくなっちゃいますよね。ウチの1歳半の娘も、現在デジタル大好きでして。親の携帯いじっていじってしょうがないんですよね。このコト、あまり気にしていなかったんですけど、1歳半検診の問診票が来て、記入欄に「どのくらいテレビ見てますか?」という項目がきた瞬間に「あんなに見せちゃいけなかったのかな」って不安が出ました。
ヨシケン:うんうん。
ミマキ:でも、私がそこで思ったのが「子どももそうだけど、私も相当いじっているな」ってことで。まぁ、そりゃあ、子どももいじりたくなるし、子どももいじっていても、まぁいいよねって思います。なので、なるべく子どもといるときは携帯をいじらないようにしたら、そこまでいじらなくなって。
ヨシケン:なるほどー。
ミマキ:まだ小さいので、隠したりとかしながら、コントロールはまだきくので、そのー、対応できれば対応してあげたいと思っているんですけど、そこは折り合いをつけながらという感じですね。まぁうちの娘に限っては、そこまで執着がないのと、あと、トリガーがあって、親が携帯をいじっていたり、スマホを見つけたりすると、スイッチが入ります。で、お散歩もベビーカー見ちゃうとダメで、「もう行くよ!」ってバタバタしだします(笑)
ヨシケン:(笑)
ミマキ:一回行けば落ち着いて来るんですけど、対応出来ないときも親はあるから、視覚でコントロールして、「目に触れさせないとそんなに欲求はあるのか?」というのを、実験的にしています。
ヨシケン:なるほどですねー
ミマキ:大きくなると、コントロール(隠したり・怒ったり)は通用しなくなるじゃないですか。だからそのときは話し合いが必要だと思いますよ。
ヨシケン:そうですよね、話し合いですよね。
「自分のやりたいことをやりたい」をトコトンやらせてあげる
ミマキ:でも同じ構造としては、自分のやりたいことを主張する時期って「自分のやりたいことをやりたい」っていう主張が必ずあるので、そこをトコトンやらせたほうが、後々はいいと思います。小さい頃は失敗しても軽いんで。大人になってからやらせると、結構事故なんで。
ヨシケン:そうですね。先程お伝えした身近な親族もいい年なので、大事故がたくさん起きそうな予感がされますね・・・。私も事故を起こしてきた人間なので、なんともいえないですけど、それはその通りだと思いますね。
ミマキ:誰でも大なり小なり、事故を起こしているとは思いますけどね。小さい頃からちゃんとやらせて、本人の主張を通してあげるとか、本人が本当にやりたいところまでやらせてあげるのが、すごく大事なことかなと。ただ、見守る親のほうが大変ですが。。
ヨシケン:それは、完全に正しさを広げるというか、破壊してね。
ミマキ:そうですね。親もそれを言うというのは、その子を傷つけたいわけじゃなくて、自分の人生の成功方式というか、「これでうまくやってきた」とかをどうしても子どもに教えたくなっちゃうんですよね。で、自分が失敗した方法が子どもがやっていたりすると、「これは不幸になるよ」ってやめさせてくなります。
ヨシケン:そうですねー。
ミマキ:でも、そこはちゃんと切り離す必要があって、幸か不幸か決めるのは親じゃないですよね?その子が決めたらいいものです。
ヨシケン:確かに。
ミマキ:でも、そのところがくっついちゃうんですよね。「それ、うまく行かないやつだ」という考えが出てきちゃうと、子どもにやらせたくない。みたいな。愛情なんですけど、子どもからしたらいい迷惑になりかねないので。
ヨシケン:分かりました。まず話し合いが大切ですね。
ミマキ:大事だと思います。親とのコミュニケーションはめちゃめちゃクセが出ますからね。
ヨシケン:分かりました。すごい参考になりました。だいぶスッキリしました!
ミマキ:順調に成長されていますね(笑)
ヨシケン:というわけで、今日は思春期の子どもの接し方というテーマで話をしていきました。ありがとうございました!
ミマキ:ありがとうございました!
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