「親に本音が言えない」と悩んでいることは希望です・その理由

「親に本音が言えない」と悩んでいることは希望です・その理由

吉川:おはようございます〜今日も楽しくいきたいなと思います!では、早速今日のテーマを、よろしくおねがいします。

ミマキ:よろしくおねがいします。今日は「親に本音が言えない」と言う、久しぶりに親子ネタでいきたいと思います。

吉川:なるほど。これ具体的にはどういったことでしょうか?

ミマキ:そもそも、多くの人は本音が言えていないのではないでしょうか?

吉川:確かに。。

ミマキ:今、人間関係力診断という診断ツールをホームページに貼らせていただいているんですが、「正直人間関係がめんどくさいと思っている」という質問があるんです。多くの人は高い数値を出していて、関係性の根源を作っているのは親子関係なので、そうなると、親にも面倒くさいと思っているだろう、本音を言う・話すということに良いイメージを持っている方は少ないのではないか?と。

吉川:確かにそうですねぇ。我々もビジネスバージョンファミリーバージョンで分けていますけど、ファミリーバージョンの方は特にその数値が高い傾向が見られますね。

ミマキ:そうですね。

話を切り出すタイミングがわからない

吉川:実際、ミマキさんはどうなんですか?

ミマキ:私は、結構論理的・建設的に話したいという気持ちが強かったんですが、自分の隠していた本音をいざ伝えようとすると、感情がわーって出ちゃって、うまくしゃべれないことがしょっちゅうありましたね。

吉川:なるほど。

ミマキ:それで泣きながら話しちゃうんですけど、なんで親の前だと涙を流して話しているのかが、自分でも全然分からない、という時期は結構ありましたね。

吉川:過去形ということは、なにか今は変化があったんですか?

ミマキ:そうですね、ありましたね。それは、親に言いたいことや自分の気持を言おうとしても、伝わっていない・聞いてもらっていないという感覚が小さい頃から強くて、伝わらないのが悲しかった経験がたくさんあったろうな、という感じですね。

吉川:あー。

ミマキ:だからといって親が悪いわけではなくて、親にも事情があるし、色々提供しているコンテンツの中で勉強していただくような原因がありますよと。

吉川:はい。

ミマキ:本当に伝えるとか、コミュニケーションをするって難しいことなんですけど、それが分かるようになってからは、「伝わってほしい」ということに執着しなくなりましたね。ま、いっかな〜みたいな。

吉川:あ〜もっと軽く出せることになったという感じですかね?

ミマキ:そうですね。重くなっちゃうんですよね。いつも抱えているから、いざ伝えようとなると重くて、でも伝わらなくて「ちーん・・」みたいな(笑)小出しにできなくて。

吉川:はい(笑)濃縮して出してたんですね。

ミマキ:ええ。今もそうなんですけど、両親に自分の話を切り出すときのタイミングがわからないんですよね。テレビ見ながら他愛もない話や、周りのことは話せるんですけどね。

吉川:ええ。

ミマキ:タイミングが掴めないというか・・そばで見ていた旦那は笑っていましたね。「話せばいいじゃん!」って。でもどのタイミングで話せばいいか分からなくなるんですよね〜

吉川:(笑)

ミマキ:まぁそれも、小さい頃の経験が起因していて、自分の中での成功体験が少なかったと思うんですけど、伝える前から「こうなってああなって、聞いてもらえない」というような過去のフラッシュバックみたいなモノが脳の中に走っていて、イメージが先行して話す前に躊躇している状態なんですよね。

吉川:ああ〜

人間関係の失敗イメージがずっと先行している

ミマキ:それって親子関係にかかわらず、いろんな場面であると思うんですが、やる前から自分の中での成功イメージがないことをやり続けて、失敗のイメージしかないような状態だと、やる前から失敗するイメージが先行して、「失敗する」という結論が決まっていますよね。

吉川:はい。

ミマキ:まぁそのイメージが先行していたら、結果的にも失敗するよねと。

吉川:ええ。

ミマキ:親に対するコミュニケーションにもそういう事を経験したので、頭の中ではそれは過去のイメージが先行していることは分かるんですけど、感情的な面などは、もう一歩先というか、難しいですね〜。

吉川:はいはい。

ミマキ:前は、涙が出てきちゃって取り乱すくらいだったんですけど、今は冷静に自分を見れるようになりました。ですが、言葉が出てこないんですよね。忘れてくるんですよ。そういった状態を観察しながら、人間の無意識的な動きってすごいなぁと笑っている私もいますね。

吉川:あぁ〜(笑)

ミマキ:よく「三つ子の魂百まで」って言うじゃないですか?やはり小さい頃に、親も悪くないし、子供も悪くないんだけど、何かしらショックと言うか衝撃的な出来事によって「これは絶対にこうなるんだ」という思い込みは誰でも持っていると思うんですけど、そういうことの影響で親って一番近くにおり影響は強いので、言いにくいですよね。

吉川:そうですねぇ〜

ミマキ:親が、その思い込みをつくった影響を持っていますからね。親が悪い・子が悪いという話じゃなくて、それくらい大きな影響力を持っているという話です。環境的にそうなっちゃうよねっていう。

人間関係は「見えない」から難しい

吉川:なるほど。少し話題がそれるかもしれないんですけど、最近「8050問題」とか、出てますよね。老齢の親と子の問題は表面化していますよね。「一緒に住んでいて、引きこもっちゃって・・」っていうのも、ずっと親子間の疎通・交流が上手くいかなくて、結果、事件にまで発生してしまうっていう事とも解析できますよね。

ミマキ:そうですねぇ。

吉川:本当に親子関係って、なかなか立ち入ることができず、外からの介入が難しい領域ですが、最近はそういった事件が表面化してきているなぁと感じますね。

ミマキ:もっと良いところも出ればいいんですけどね。悪いところばかり表面化されてますから。弊社は、夫婦のことは夫婦では分からないから、こうして夫婦2組でやっている点も大きいですね。

吉川:ですね。しかし手前味噌のような話で恐縮ですが、夫婦2組でやっているところは、聞いたことないですね。

ミマキ:それくらい夫婦も親子もそうですけど、近い人間関係ってやり過ごそうと思えば、ひたすらやり過ごせる。

吉川:そうですね。

ミマキ:それに、周りから踏み込むのもすごく繊細な領域なので、周りの目をつけるというのが、そもそも嫌だという人がほとんだと思うし。

吉川:はい。

ミマキ:でも、本当はそういうのが透明化・見える化されたほうが楽なんでしょうけど、世間一般的には怖いですよね(笑)

吉川:怖いですね(笑)

ミマキ:まぁ、とてもむずかしい分野ですよね。ハーバード大学の教授もTEDで言っている(人生を幸せにするのは何?最も長期に渡る幸福の研究から)くらい、人間関係はとてもむずかしいと言われています。

吉川:そうですね。

ミマキ:それくらい、ご飯を食べるくらい習慣化されているから、判断しにくいというか。食事や運動だったら、問題点が見えやすく「生活習慣病になりやすい食生活だから、改善しましょう」みたいな情報があるじゃないですか?

吉川:ありますね。

ミマキ:でも親子関係においては、そうしたエビデンスも証明されていないし、何が成功なのか、数値的にするのも難しい分野であり、更に継続的なモノですよね。

吉川:ええ。

ミマキ:1人では生きていけないので、必ず人間関係はどこにでもあります。ほとんどの人は、それが前提に社会生活を送っていると思うんですけど、この前提が当たり前過ぎて、認知できないというか。

吉川:そうですよね。

ミマキ:例えば先進国の私達は「ご飯出るのは当たり前でしょ?」というように、「周りに人がいるでしょ?」というのが当たり前になっている。あることのありがたさが、なくなった時に気づきますよね。よっぽど喧嘩したり、それこそ事件が発生した時に見えてくるので、身近であるものは、見えにくいものだなぁと思います。

吉川:ええ。

ミマキ:なので、「親に本音が言えない」と認識している人は、そうした事を全く考えない人よりは、問題意識があって、「これはなんとかしないと問題が起こるかもしれない」と認識しているなら、もしかしたら希望があるかもしれませんね。今は辛いかもしれませんが。

吉川:確かに。まずは、「認識できるかどうか?」というところはすごい大切ですからね。

人間関係に悩むのは当然

ミマキ:今、その問題を抱えているご本人は苦しいとは思うんですけど、そういう事を考えられているということは、メリットというか、希望も同時にあるんだなと思いました。

吉川:そうですね。人間関係に悩まれている方は多くて、「悩んでいることはダメなんじゃないか?」と更に悩んでいますよね。

ミマキ:「上手くやらない自分はダメなんじゃないか?」というヤツですね。

吉川:はい。でも、悩むのは当然であって、人類全員悩まなければいけない問いであって、そこに向き合えているのは、表現が変ですけど最先端というか。今、これだけ現象的な悩みがある仲で、そこに本質的に向き合えているのは、希望なんだという事を認識してもらえたらいいなと思いますね。

ミマキ:そうですね。ただ、1人で解決することは本当に無理なんで。

吉川:そうですね(笑)

ミマキ:まぁ抱え込まずに、まずは吐露できるような場所がいいなぁと思います。

吉川:これはもう、しっかりと言わなければいけませんが、人間関係の問題は能力の如何ではなく、1人では解決できないということです。

ミマキ:みんな能力だと思っていますからね(笑)

吉川:できる人とできない人がいると思っていますが、どんな天才でも無理ですから、そこはお伝えしたいなと思います。

まとめ

川:では、今日は「親に本音が言えない」というテーマから人間関係の話をさせてもらいました。

ミマキ:なんか深い話になっちゃったね(笑)

吉川:そうですね。でも、大切なことですね。親の話をするときは、基本、人間関係の始まりですから必然的に深くなりますよね。

ミマキ:ライトにいく予定だったのに・・(´;ω;`)

吉川:はい(笑)では、また次回もお楽しみに!ありがとうございました!

ミマキ:ありがとうございました!

 

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